
仲のいい友達と離れていく時期の読み方
離れ方にも種類があります
けんかしたわけでもないのに、仲のいい友達と少しずつ離れていくことがあります。生活のリズム、関心の方向、積もったさびしさ、ひと休みの時期という四つの離れ方を見分け、二人とも先に連絡できない理由と、この時期にやってみられることをまとめました。
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久しぶりに友達とのトーク画面を開きます。最後のやりとりは、二か月前の誕生日のお祝いです。その上には「近いうちに会おう」「うん、絶対会おう」が何度か繰り返されています。最近どうしているのか聞きたくて一行書いては、消します。急すぎるかな、忙しいだろうに負担にならないかな。かつては一日に何度もどうでもいい写真を送り合っていた仲なのに、いつからこんなに慎重になったのか、よくわかりません。
けんかしたわけでもないのに、親しい友達と少しずつ離れていく時期があります。この記事では、その離れ方がどんな種類なのかを読み取る方法、二人とも先に連絡できない理由、そしてこの時期にできることについてお話しします。
離れ方にも種類があります
友達と離れてしまったという感覚は似ていても、その中で起きていることは違います。種類によって、必要なものも違います。
| 離れ方の種類 | こんなサインが見えます | 必要なもの |
|---|---|---|
| 生活のリズム | お互いに好意はあるのに、どうしても時間が合いません | 短くて軽い連絡のかたち |
| 関心の方向 | 会えばうれしいのに、話すことがすぐに尽きます | 新しく分かち合える話題 |
| 積もったさびしさ | ある出来事のあとから、連絡が目に見えて減りました | 一度の正直なひと言 |
| ひと休みの時期 | 二人ともそれぞれのことで手一杯で、申し訳なさもそれほど大きくありません | 待ってあげる余裕 |
一つめは、転職や引っ越し、恋愛のように生活が変わった時期によく訪れます。気持ちが離れたのではなく、会える時間がお互いに別の場所にあるのです。二つめは、一人の関心が新しい方向へ伸びていくことで生まれます。三つめは静かに見えても心の片隅に引っかかっている状態なので、時間がたてば自然にほどけるものではありません。四つめは、無理に引き止めなくてもまたつながる可能性が高い離れ方です。
どの種類かわからなければ、最後に気楽に会った日を思い出してみてください。その日が楽しくて、そのあとただ忙しかったのなら、リズムかひと休みのほうです。その日以来何かが心に引っかかっているならさびしさのほう、楽しかったけれど話がついつい昔話にばかり戻っていたなら、関心の方向のほうです。
二人とも先に連絡できない理由
離れていく時期には、二人とも連絡を待っていることが多いものです。待たせてしまう性質も、人それぞれ違います。
社会性が低い人。 メッセージ一通でも人に会うことと同じなので、エネルギーを使います。軽いあいさつよりちゃんとした会話をしたくて、余裕ができるまで先延ばしにしていると、その余裕はなかなかやってきません。
協調性が高い人。 相手が忙しいかもしれない、自分の連絡が負担になるかもしれないと思って、先に手を差し出せません。相手を気づかっての待ちなのに、相手の側からは、自分が無関心になったように見えることもあります。
情動性の振れ幅が広い人。 先に連絡したのに返事が遅かったり短かったりすると、そのことが長く心に残ります。返事が遅いのはたいてい相手の事情なのに、その待ち時間が自分への答えのように感じられるのです。その揺れがいやで、いっそ連絡しないほうを選びます。
組織性が高い人。 会うなら日にちと場所から決めなければと感じるので、ちゃんと約束できるようになるまで連絡そのものを先延ばしにします。「近いうちに会おう」が何度も繰り返されるトーク画面は、たいていこうしてできあがります。
二人が同じ理由で待っていることもよくあります。二人とも相手は忙しいだろうと思い、二人とも先に連絡したら負担だろうと思っています。だから一人が先に一行送ると、思ったより早くうれしそうな返事が来ることもあります。待つ時間が長くなったのは気持ちが冷めたからではなく、二人とも慎重だったからかもしれません。
この友達の前で、自分は変わりましたか
長く親しかった友達は、たいていひとりのときの自分を知っている人です。外では見せない愚痴や突飛な考え、まとまっていない悩みを持っていける相手でした。ところが離れていく時期には、その友達の前でも人前での自分がオンになりはじめます。近況をきれいにまとめて話し、いい話だけを選んで話します。会って楽しかったのに、どこか物足りないなら、それがこのサインかもしれません。
下の項目から、当てはまるものを選んでみてください。
- この友達に送るメッセージを何度も書き直します。
- 会うと、最近何があったかを報告するように話します。
- つらいことは、全部過ぎたあとになってから話します。
- 昔は二人だけで通じていた冗談を、最近はあまり口にしません。
- 連絡がないあいだ、さびしかったのか申し訳なかったのか、自分でもよくわかりません。
いくつも当てはまるなら、二人のあいだに距離ができたこともありますが、自分がこの友達の前で少し慎重になったこともあります。その慎重さが、離れた距離をもう少し遠くしてしまうのです。
こういうときは、相手より自分のほうから先に、慎重さを少し下ろしてみるのが役に立ちます。うまくやっている姿ではなく、今の正直なひとかけらを差し出すのです。親しかった友達は、たいていそのひとかけらをうれしく受け取ってくれます。昔、二人がそういう話をし合う仲だったことを覚えているからです。
離れていく時期にやってみる五つのこと
- 近況を聞く代わりに、ひとつの場面を送ります。 「元気?」は意外と答えにくい質問です。「通りかかったら、二人でよく行ってたトッポッキのお店、まだあったよ」のようなひとつの場面のほうが、ずっと軽く会話を開いてくれます。長い返事を求めない言葉なので、受け取るほうも気楽に返せます。
- 約束より先に、短い電話をします。 日にちを合わせるのが難しければ、帰り道の十分間の電話でもかまいません。「今歩いてるところなんだけど、ちょっと電話できる?」組織性が高い人ほど、ちゃんとした約束を待つより、小さなかたちから使うのがおすすめです。電話が負担なタイプなら、ボイスメッセージでも大丈夫です。声ひとつだけでも、文字よりずっと近い感じが伝わります。
- 近況ではなく、最近考えていることをひとつ話します。 会ったときに、何があったかの代わりに、最近気になっていることをひとつ話してみてください。まとまっていない話を切り出した瞬間、その友達の前の自分が、またひとりのときの自分に近づきます。
- さびしさがあるなら、一度は伝えます。 三つめの種類の離れ方なら、時間より言葉が必要です。「あのときちょっとさびしかったんだけど、それを言えなくて、なんとなく連絡を先延ばしにしてたんだと思う。」責める言葉ではなく、離れた理由を一緒に知ろうという言葉です。相手がそのことを覚えていなくても大丈夫です。自分の側に引っかかっていた結び目をほどくだけでも、連絡がぐっとしやすくなります。
- ひと休みの時期なら、休ませておきます。 二人とも手一杯の時期なら、無理に会う機会をつくらなくてもいいのです。「最近お互いバタバタだね。余裕ができたら絶対会おう、私はここにいるからね。」このひと言が、待つ時間の不安を減らしてくれます。待っているあいだは、誕生日やいい知らせがあるときだけ短く声をかけるだけでも、つながりは続きます。
友達は多いのに心がさびしいなら、友達は多いのに孤独な理由もあわせて読んでみてください。
こんなふうには読まないでください
- 離れていく時期が来たからといって、友情が終わったという意味ではありません。長く続く友達同士にも、近い時期と遠い時期が交互にやってきます。
- 先に連絡しないほうの気持ちが小さいという意味でもありません。連絡をためらう理由は、無関心より慎重さであることが多いのです。
- すべての関係を昔のように戻さなければならないという意味でもありません。お互いの人生が違う方向へ育って、自然に距離ができる関係もあります。あの頃の友情を感謝とともに大切にしまっておくのも、いい締めくくり方です。
- いつも一方だけががんばって、もう一方はいつも受け取るばかりの関係だったなら、離れた理由を自分のせいだけにしないでください。
おわりに
仲のいい友達と離れていく時期は静かにやってくるので、なおさら気になります。その静けさがどんな種類なのかを読み取れば、できることが見えてきます。リズムが変わったなら小さなかたちで、さびしさがあるなら一度の正直なひと言で、ひと休みの時期なら待つことで。書いては消したあの一行は、思ったより軽く送ってもいいのです。
無料の性格テストは、人前での自分とひとりのときの自分を、5つの性格特性で別々に見せてくれます。自分と友達の社会性と協調性を並べてみれば、二人のうち誰がなぜ連絡を待ってしまうのかが見えてきます。
この記事は自己理解を助けるためのもので、関係を決めつける診断ではありません。
