32personas
性格テスト

なかなか決められない私、優柔不断なの?

慎重さのもう一つの名前

メニュー一つ決めるのにも時間がかかり、選んだあとも別のほうがよかったかなと引きずっていませんか。決めるのが遅いのは意志が弱いからではなく、人より多くの変数を見ているからかもしれません。

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金曜の夜、友だち4人のグループチャットに「どこで食べる?」と届きます。私は「なんでもいいよ」と返して、誰かが選んだお店へ向かいます。着いたら着いたで、メニューの前でまた長いこと迷います。パスタを頼んだあと、隣のテーブルのリゾットを見て、あっちのほうがよかったかなと考えます。帰り道には、来月引っ越す街を二つの候補から選べずに、何週間も不動産アプリを交互に開いてばかりいることを思い出します。

「私って、どうしてこんなに優柔不断なんだろう」。でも、決めるのが遅い人は、たいてい人よりも一つ多くのものを見ています。この記事では、決めるのが難しい理由を性格の傾向と表の自分・裏の自分から読み解き、決断の大きさに合わせてスピードを分ける方法をまとめました。

決めるのが遅いのは、見ている変数が多いからです

すっと決められる人は、一つか二つの基準でさっと絞り込みます。決めるのが苦手な人は、基準がどんどん増えていきます。値段と味だけでは終わらず、一緒に行く人が気に入るか、昨日食べたものとかぶらないか、あとで後悔しないかまで天秤にのせてしまいます。

たくさんの変数が見えるのは、一つの能力です。大きな決断では、この力がミスを減らしてくれます。問題は、ランチのメニューのような小さな決断にも同じ天秤を持ち出してしまうことです。すべての決断に同じ精度を使っていたら、一日が決めることだけで疲れ切ってしまいます。優柔不断とは、慎重さが足りない状態ではなく、慎重さを使う場面を選べていない状態に近いのです。

決めるのがとくに難しい三つの肌理

協調性が高い肌理。 相手の気持ちを先に読む人は、選択肢を見るとき、自分の好みより周りの反応を先に計算します。自分が選んだお店がいまいちだったらどうしようという気持ちが先に立つので、いっそ「なんでもいい」と言って、決める責任を相手に渡してしまいます。決められないのではなく、決断の重さを一人で背負いたくないのです。

感情の振れ幅が広い肌理。 後悔が大きく響く人は、選ぶ前から後悔を先取りしてしまいます。選ばなかったほうがよかった場面がありありと浮かぶので、どちらを選んでも損をした気分になります。決めたあとで「別のほうがよかったかな」と長く引きずるのも、この肌理によく見られることです。しかも、この引きずりは最初から一方に傾いています。選んだほうは実際に経験したので残念な点まで全部見えますが、選ばなかったほうは経験していないので、いい面しか残っていないからです。この比べ方では、どちらを選んでも、選んだほうが負けやすいのです。

新しいものに惹かれる肌理。 好奇心が旺盛な人は、選択肢を見るたびに新しい可能性が目に入ります。一つに決めようと調べるほど、かえって選択肢が増えていきます。可能性が好きな気持ちが、可能性を閉じる決断を難しくしているわけです。

「なんでもいい」と言う私と、心の中で選んでいた私

決められない瞬間をよく見てみると、表の自分と裏の自分が別々の答えを持っていることがよくあります。

グループチャットで、表の自分はみんなが楽な答えを探します。だから「なんでもいい」と書くけれど、裏の自分はその瞬間、もうクッパが食べたかったのかもしれません。外で相手に合わせることに慣れている人ほど、心の声は小さくなります。声が小さいので、自分が何を望んでいるのか自分でもよくわからなくなり、それがまた決断を難しくします。

大きな決断でも同じ構図が見えます。転職の誘いを前に、表の自分は周りの期待や安定をはかり、裏の自分は新しい仕事に心が向いています。二つの声が同じくらいの大きさでぶつかると、決断は止まってしまいます。そんなときに必要なのは、情報をもっと集めることではなく、二つの声を別々に聞いてみることです。どの基準が表の自分から来ていて、どの基準が裏の自分から来ているのかを分けて書き出すだけでも、天秤は片方に傾きはじめます。

転職なら、紙を一枚、半分に折ってみてください。片側には、年収や会社名、親が安心するかどうかのように、人前で説明しやすい基準を書きます。もう片側には、学びたい仕事かどうか、通勤が楽しみになりそうかどうかのように、一人のときに浮かぶ基準を書きます。どちらの欄がびっしり埋まったか、どちらの欄を書くときに手が速く動いたかが、今の自分の立ち位置を教えてくれます。

決断の大きさに合わせて、スピードを分けましょう

すべての決断に同じ時間をかける必要はありません。やり直せるかどうか、どれくらい長く影響するかを見るだけでも、決断はおおよそ三つに分けられます。

決断の種類例かける時間と方法
やり直せて、影響が短い決断ランチのメニュー、週末に観る映画1分以内に、最初に惹かれたほうへ
やり直せるけれど、影響が長い決断ジムの入会、新しい趣味の道具1日以内に、まず小さく試してから
やり直しにくく、影響が長い決断転職、引っ越し、大きな出費期限を決めて、基準を書き出して比べる

自分を優柔不断だと感じている人は、一つ目の欄の決断に、三つ目の欄と同じくらいの時間をかけていることがよくあります。欄をきちんと分けるだけでも、一日分の決断疲れがずっと軽くなります。

揺れすぎずに決めるための五つの方法

  1. 「なんでもいい」の代わりに、二つに絞って伝えましょう。 「パスタかクッパなら、どっちでもいいよ」と言えば、相手に選ぶ権利を渡しながらも、自分の好みを入れられます。協調性が高い肌理にとって、とくに負担の少ない方法です。決断の重さを一人で全部背負わずに、心の声を少しずつ外に出す練習になります。
  2. 選択肢より先に、基準を書き出しましょう。 引っ越す街を選ぶなら、物件を見る前に「通勤40分以内、家賃の上限、日当たりの向き」のように三つを先に書いておきます。基準が決まっていれば、新しい選択肢が出てきても天秤は揺れません。新しいものに惹かれる肌理ほど、この順番が大切です。
  3. コインを投げて、自分の反応を見てみましょう。 二つの選択肢が拮抗しているなら、コインに任せてみてください。結果に従いましょうという話ではありません。コインが落ちた瞬間に「あ、あっちだったらよかったのに」という気持ちが湧いてきたなら、裏の自分はもう答えを持っていたということです。
  4. 決断にも締め切りをつけましょう。 三つ目の欄の決断には、「今月末まで」のように日付を決めます。締め切りのない悩みは、情報よりも不安をたくさん積み上げます。その日が来たら、それまでに集まった情報で選び、それ以上は待ちません。
  5. 選んだ理由を一行残しましょう。 決めた日に「今わかっている情報では、こっちのほうが通勤が楽だから」のように理由をメモしておいてください。あとで別のほうがよかったかなという気持ちが湧いてきたら、そのメモを読みます。あのときの自分が、あのとき持っていた情報で十分に考えて選んだのだと確かめられれば、引きずる時間は短くなります。

こんなふうには読まないでください

  • 決めるのが遅いからといって、決断力のない人という意味ではありません。大きな決断では、その慎重さがむしろ自分を守ってくれます。
  • 「なんでもいい」をよく使うからといって、自分の考えがない人でもありません。心の声が、周りへの気づかいに少し隠れているだけです。
  • 決めるのが速い人のほうが優れているわけでもありません。決断のスピードは肌理の違いであって、優劣ではありません。
  • ささいな選択さえできないほど頭が止まった状態が長く続くなら、かなり疲れているサインかもしれません。そんなときは専門家に相談してみてください。

まとめると

決められないのは意志が弱いからではなく、人より多くの変数と二つの声を、一度に天秤にのせているからです。決断の大きさに合わせてスピードを分け、基準を先に書き出し、裏の自分に先に聞いてみれば、同じ慎重さがずっと軽やかに動きます。決断を前に考えが次々とつながっていくほうなら考えすぎてしまう私、短所なのかなを、人の反応をうかがって選べないなら人の顔色をうかがいすぎるもあわせて読んでみてください。

無料の性格テストでは、人前の私とひとりのときの私を、5つの性格特性で別々にお見せします。協調性と感情の振れ幅が二つの状況でどう違うかを見れば、自分の決断がどちらの声の前で止まっているのかが見えてきます。

この記事は自己理解を助けるためのもので、心理診断や治療の代わりにはなりません。

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